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【ヘブバン】イベントストーリー「気高く儚い者たち」 考察と感想

この記事

ヘブバンのイベントストーリー「気高く儚い者たち」は過去一解釈が難しいストーリーだと感じたので、考えたこととか感じたことをまとめた。
なおこれは私個人の考え、感想にすぎないのであしからず。
 

一読から考察まで

一読した時点では「気高く儚い者たち」というタイトルにひっかかりを覚えた。
仮に「気高く儚い者」であればそれは「若旦那」のことだろうとわかる。
でも実際のタイトルは「気高く儚い者たち」。
他に「気高く儚い者」出てきたっけ、、と正直ピンとこなかった。
 
例えば、若旦那の他に登場した猫のあり方は「気高い」といえるかというと内容的にそんなことはなかったと思う。実際若旦那が他の猫と区別される存在であると考えられる描写もいくつかある。
・他の猫は朝寝て起きたら使命を忘れているが、若旦那は覚えている。若旦那だけが他の猫より記憶力がいいのは使命感の強さ、「気高さ」の表れだと考える。

・若旦那は種として非常に珍しい三毛猫の雄であり、特別性が際立つように描かれている。

ビャッコに関しても今回のイベストの内容で「儚い」は当てはまりにくい。
 
よくわからないなりにtwitterで他の人の考えを見て、再考した結果...。
そういえば蒼井イベストに出てきたなと思い至った。2章の内容を読んだ前提になるが、「気高く儚い者」というワードにも当てはまる存在に思える。
 
そういう視点で見てみると、若旦那と蒼井は共通点が多い。
2章の最後にナービィとなり記憶が薄れていってヒトとしての死を迎えた蒼井と、猫であるために最後には記憶を失って死に至った若旦那の描写は重なっているように思える。
 

考察を踏まえた上での感想

他のイベストと比べて、深さ、重さがあり面白いと個人的には感じた。
ただ正直に言えば、何が言いたいのかがあまりにもわかりにくく読むハードルが高い。
普通に一読しただけでは猫ちゃんかわいそうぐらいの浅い感想しか持つことができなかった。
このイベストにおける重要人物の蒼井の掘り下げとかが尺の関係で足りてないのも一因なのかなと思う。イベストの尺はこれを機にある程度見直されるといいかなと思った。