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エボルヴ第1弾をほとんど個人でデッキ調整したのでまとめ。
各アーキタイプを少しずつ使った時点での所感
ドラゴン
環境の中心となっている。実際回してみると強かった。
ロイヤル
顔を詰めていく構築にすればドラゴンともやりあえるポテンシャルを感じた。
秘術
2の土が不足しており動きがガタつきやすい。タフ6が作りやすく一見ドラゴンに強そうに見えるデッキだが、実際に回してみるとドラゴン有利だと個人的には感じた。kai秘術で48/50ぐらいは完成されておりデッキの伸びしろが無いようにも感じた。
ビショップ
神域の守護者というカードだけが強いので1~4で盤面をある程度抑えながら5で守護者+0コス起動アミュレットの動きをできれば強そうに見えたが、2コストカードが弱すぎるのでそういうバランスでデッキを組むことができないのが厳しい。
ドラゴンガードやジルニトラのスタッツに対してホーリータイガーが不利、生成する4/4守護をクイックブレイジングブレスで剥がしながらジェネシスを叩き込む動きに対応できない、ファフニールで一掃→ジェネシスドラゴンの脳筋ムーブに対応するための要求値が高いなど課題が多く、特に環境末期に流行った騎竜兵ドラゴンにはリソース面の枯渇も狙いにくいためドラゴンには不利と結論付けた。
エルフ
サーチがないのにコンボ前提のカードが多く動きが安定しない。ロイヤルほど勢いよく殴れないのにファフニールが直撃しやすく、そのあとリカバリーするのも難しいように思えた。
超越W
タフ5以上のカードを処理するためには、確定除去以外では2枚以上のカードを要するのが厳しく、一定以上相手の動きが強い場合除去しながら手札にコンボパーツをため込むという動きがとりづらい。
ナイトメア
全体的にカードが弱く、サーチ等もないためデッキを組む気すらおきなかった。
使ったことはないが噂によると弱いらしい。
ロイヤルの構築を考えた
ドラゴン環境なのでドラゴンに有利な構築を使えるのがbest。一番ドラゴンをしばくポテンシャルがありそうなロイヤルの構築を考えることにした。
1週間ぐらい唸りながら組んだ後、多少の改良を加えてこんな形に。
構築意図
構築意図はいたってシンプルで序盤展開するカード、顔を詰めるカード、守護を破壊するカードのみで構成したというだけ。
ルシフェルは相手の守護(ドラゴンガード、ルシフェル、神龍)を踏みながら盤面の打点+4点を通せる点を評価。加えて、相手の場ファフニール自分の場全滅という状況になってもルシフェルをスタンドして置く動きが強力な点も評価できる。ルシフェルを破壊+守護置きという動きをしない限り次のターンに追加打点を期待できるので詰め性能が向上すると考えた。
乙姫はファフニール前に投げたら普通に全滅するだけだし、相手がファフニールを投げた後のターンは再展開するのではなく素直に疾走やルシフェルを投げれば良いので役割が薄いと考え不採用とした。
デモンストライクは詰めのターン以外では疾走に劣り、被りが許容できないため1枚のみの採用とした。3×13+1にするとなんとなくきれいだしね
ドラゴンの構築を考えた
次にドラゴンの構築も考えることに。
さほど苦労もなく大枠は決まり、少し整えてこんな形に。
構築意図
盤面に触れるフォロワーを多く採用し、相手の盤面を返しつつ自分の面にはフォロワーが残るという状況を作りやすい構築にした。自分の盤面に残ったフォロワーで稼いだ打点+ジェネシスで勝つイメージ。
採用カード理由
ベルエンジェル
序盤に面を触れるカードを増やしたいが、手札は消費したくないというわがままをかなえてくれるドラゴンのコンセプトに非常にマッチしたカード。
アイラ
環境末期には減らしているリストも散見されたが、先行3ターン目の動きとして最強クラス。ミラーでも役割は大きいと考える。ラストワードを発動させないためにはウルズを使う必要が出てくるがそもそもウルズは貴重な確定除去であるし、そもそもアイラよりコストが高く3ターン目に出たアイラを即座に除去することができない。
ドレッドドラゴン
ミラーで安着しやすく、返しにくい。つまりミラーで強いと考えたので3投。
ミラー以外でも不器用な側面はあれども弱いカードではないと思う。
竜の怒り
自分は1枚しか積んでないけど強い人は大体3枚積んでる印象。枚数要検討。
不採用カード理由
フォルテ
面をある程度作って盤面の打点を入れつつ補助的に疾走打点を用いることで勝つことを目的とした構築であり、このデッキでは強い面形成を行うのは7PP以降であるため、ジェネシスドラゴンの9PPという重さは気になりにくい。また、強い面形成をした時点で相手はジェネシスとフォルテの2択を迫られクイックのエクスキューションも盤面のカードに当てざるを得なくなるため、ジェネシスドラゴンのクイックエクスキューションに弱いという特性も実はそこまで目立たないと考える。エボルヴデッキのカードはベルエンジェル1枚は削っても許されるけど他9枚は絶対に外せないカードであるため、そういう兼ね合いでも採用するのは難しかった。
ウルズ、ドラウォリ、ジルニトラの3or4点、ファフニール、ドレッドドラゴンの7点、ジェネドラの10点で合計20or21点であり、これがフォルテだと微妙に詰まらなかったりもする。
騎竜兵
リソースゲームをする上では強力なカードだが、有利盤面以外で出すことが難しく、相手の疾走を許したり、そもそも置きにくかったりもするのであまり好きなカードではない。このカードがミラーで強いのか弱いのかよく理解が進まなかったのでドラゴンを使うのがおっくうになってしまった面もあり、それが今シーズンの反省点。
ロイヤルvsドラゴン
ロイヤルがドラゴンに勝てるならロイヤルがおすすめ筆頭デッキになると思ったのでとりあえず組んだデッキで検証。ロイヤル先行15回、ドラゴン先行15回で計30回一人回し。
結果は…
ロイヤル14勝(先手8勝、後手6勝)
ドラゴン16勝(先手9勝、後手7勝)
なんとロイヤルがドラゴンに有利取れてないという残酷すぎる結果に…。
といっても最近トレンドの構築はベルエンジェル抜きとか、騎竜兵入りとか、ロイヤルを見てない構築が多い印象。実際に大会でロイヤルを使ったら多分ドラゴンには勝ち越せると思われる。
以上を踏まえた個人的な結論
ドラゴン1強環境だが、ドラゴンのロイヤルに対する意識が下がった環境下ではロイヤルでドラゴンに勝ち越すことも可能でいずれかのデッキの使用が良い。
1弾環境なんだかんだ結構楽しめました。2弾環境もおもしろいゲームになってほしいな
おわり